納豆はなぜ健康に良いと言われるのか。期待できる効果を解説 - physica
「納豆が健康にいい」というのは、もはや日本人のDNAに刻み込まれた一般常識といっても過言ではありません。
しかし、具体的に何がどう健康にいいのかと聞かれたらあなたは答えられますか?
今回は、納豆に含まれる栄養素や納豆を食べることで期待できる健康効果について解説します。

納豆の健康効果
骨の健康を支える
納豆の健康効果を語るうえで、特に注目したいのが「ビタミンK」です。
ビタミンKは、血液凝固に関係するだけでなく、骨の形成や維持にも関わる栄養素です。
納豆にはビタミンKが非常に多く含まれており、特にビタミンK2の一種である「メナキノン-7(MK-7)」が豊富です。
ビタミンKは、骨に関係するたんぱく質が正常に働くためにも必要とされています。
そのため、納豆を日常的に食べることは、骨の健康を維持するための食生活の一部として役立つ可能性があります。
腸内環境を整える
納豆に含まれる「納豆菌」は胃酸に強く、生きたまま腸まで届きやすいのが特徴です。腸では悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。
また、納豆には善玉菌のエサとなる食物繊維も含まれており、こちらも消化されずに大腸まで届きます。
これらのはたらきによって、納豆を食べることで腸内環境を整える効果が期待できます。
血液をサラサラにする
納豆菌の発酵によって生じる酵素「ナットウキナーゼ」には、血栓を分解しやすくする働きがあります。心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病予防が期待できます。
タンパク質の補給
納豆は大豆を原料としているため、植物性タンパク質を摂取することができます。
タンパク質は筋肉だけでなく、皮膚、髪、内臓、酵素など、体を構成するさまざまなものの材料になります。
特に朝食や昼食などで、タンパク質が不足しやすい人にとっては、納豆を一品加えることで食事のタンパク質量を増やすことができます。
美肌&アンチエイジング効果
大豆に含まれる「大豆イソフラボン」には、体内で女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つ成分として知られ、肌のハリや潤いを保ちます。さらに、細胞の新陳代謝を促す「ポリアミン」も豊富です。
特にひきわり納豆がオススメ

▲ひきわり納豆
市販されている納豆には、主に「丸大豆納豆」と「ひきわり納豆」があります。
丸大豆納豆は、その名の通り大豆を丸ごと発酵させたもの。一方、ひきわり納豆は、大豆の皮を取り除いて細かく割った状態で発酵させたものです。
実は、この製造方法の違いによって、栄養面にも少し違いがあります。
ひきわり納豆は、大豆を細かくしてから発酵させるため、表面積が大きくなります。
そのため、納豆菌による発酵が進みやすく、丸大豆納豆とは栄養成分の量にも違いが出ます。
特に特徴的なのがビタミンKです。
一般的な食品成分データでは、ひきわり納豆は丸大豆納豆よりもビタミンKの含有量が多い傾向があります。
逆に、大豆の皮を取り除いて加工されるため、そこに含まれる食物繊維やミネラル、ポリフェノールがやや少なめにはなりますが、皮がない分消化はしやすくなり、基本的にはひきわり納豆の方がオススメです。
納豆はシンプル&ヘルシー

納豆には、ここまで紹介したような健康面でのメリットに加えて、「安い・調理が簡単・保存しやすい」という日常的な食品としての強みもあります。
健康食品を特別に買わなくても、いつもの食卓に納豆を一品加える。
そんなシンプルでヘルシーな食習慣を可能にしてくれるのが、納豆の大きな魅力です。
この記事のライター
physica編集部
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