下腹はなぜぽっこりする?「お腹が出る」4つの理由 - physica
「腹筋のトレーニングを頑張っているのに、なぜか下腹だけぽっこりしている」「昔はスッキリしていたのに、最近お腹が出てきた」
そんな悩みを持っている人は少なくありません。
また、多くの人が下腹がぽっこりしているのは腹筋が足りないと考えがちですが、実は原因はそれだけではありません。
今回は、なぜ下腹がぽっこりして見えるのか、その原因を大きく4つに分けて見ていきましょう。
1.脂肪の蓄積

最もわかりやすい原因は、やはり皮下脂肪や内臓脂肪の蓄積です。
お腹の脂肪には、大きく分けて皮下脂肪と内臓脂肪があります。
【皮下脂肪】
皮下脂肪は皮膚のすぐ下につく脂肪で、指でつまめるのが特徴です。蓄積すると「ぽっこり」というより「ぷにっ」としてきます。比較的女性の方が影響を受けやすく、女性ホルモンの変化や加齢に伴う基礎代謝の低下によって、一度ついた皮下脂肪は落ちにくくなります。運動不足やカロリー過多が続くと、下腹部に脂肪が重点的に蓄積していきます。
【内臓脂肪】
一方、内臓脂肪はその名の通り内臓周辺につく脂肪です。こちらは男性の方がつきやすい傾向にはありますが、加齢による性ホルモン(テストステロンやエストロゲン)の低下で男女ともに蓄積しやすくなります。また、過剰な蓄積はお腹周りのサイズを大きくするだけでなく、糖代謝や脂質代謝などにも関係することが知られています。
「最近、体重も増えて、お腹周りも大きくなった」という場合は、脂肪の増加が下腹ぽっこりの大きな原因になっている可能性があります。
2.姿勢の崩れ
次に考えたいのが「姿勢」です。
骨盤の歪みや崩れた姿勢は、下腹ぽっこりの大きな原因の一つです。特に「猫背」や「反り腰」になると、骨盤が正常な位置から傾いてしまいます。

例えば、立ったときに
- 腰が反っている
- 肋骨が前に開いている
- お腹の力が抜けている
といった姿勢では、実際の脂肪量がそれほど多くなくても、骨盤が前傾して内臓が前に押し出され、下腹が突き出たように見えることがあります。
3.インナーユニットの筋力低下

お腹の深層部にある筋肉(大腰筋や腹横筋など)や骨盤の底を支える「骨盤底筋群」が衰えると、内臓を正しい位置に支えきれなくなります。その結果、下がってきた内臓が下腹部分に集まり、ぽっこりとお腹が出てしまいます。
これは姿勢の崩れと関連しており、姿勢が崩れるほどこれらの筋肉は緩みやすくなります。
4.腸内環境の悪化・便秘

便秘やガスの溜まりも物理的にお腹を膨らませます。腸内に便やガスが停滞することで、お腹全体、特に下腹部が張って固くなり、外から見てもぽっこりと目立つ原因になります。
食後や夕方、便秘のときだけ極端にお腹が張るような場合は、脂肪だけでなく消化管のガスや便などが関係している可能性があります。
またそれ以外にも食物不耐症、腸内発酵、過敏性腸症候群など、さまざまな要因によっても腹部膨張は起こります。長期間続く場合や、体重減少・強い痛みなどを伴う場合には医療機関への相談も大切です。
下腹ぽっこりを改善するには
下腹ぽっこりは、いくつもの要素が関係しており、それらが単体もしくは複数組み合わさって原因となっている場合があります。
そのため
・食事や排便などの生活習慣を見直す。
・姿勢、身体の使い方を見直す。
・腹直筋だけでなく、腹斜筋や腹横筋などを含めて腹部を使うトレーニング(プランク、デッドバグ、パイクなど)を行う。
というように総合的に対策することが、下腹ぽっこり改善への近道となります。
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