ダンベルカールは回外させるとなぜ効くのか?上腕二頭筋を狙うための基本を解説 - physica

ダンベルカールを行う際、前腕の「回外(かいがい)」を意識すると、上腕二頭筋への効きが劇的に変わります。

何故このひと手間だけで刺激が跳ね上がるのか、その解剖学的な理由と効果的な実践ポイントを解説します。
なぜ回外すると上腕二頭筋に効きやすくなるのか
肘を曲げた状態で手首を左右にひねってみてください。
特に力を入れていなくても、手のひらが自分の方を向いた時に力こぶ(上腕二頭筋)が盛り上がるのがわかると思います。
これは、上腕二頭筋が二の腕の上腕骨から前腕の外側にある橈骨に向かって、肘関節を“斜めに”またぐように付着しているためです。

▲前腕のひねりと上腕二頭筋のイメージ
手のひらを自分に向ける(前腕を回外させる)ことで元々少し捻れて付いていた筋肉がまっすぐになり、最も短く収縮(最大収縮)できるようになって力こぶが盛り上がるのです。
ダンベルカールも原理は同じ。
前腕を回外させながら行うことで上腕二頭筋の最大収縮が得られて「効かせやすくなる」のです。
回外させることで得られるメリット
最大収縮が得られる
回外を行わずにただ肘を曲げるだけ(ニュートラルグリップなど)では、上腕二頭筋は完全に収縮しきりません。ひねりを加えることで筋肉を最後まで絞り込むことができます。
ターゲットが「上腕二頭筋」に集中する
手のひらを伏せた状態や中間(縦)のまま挙げると、腕の深層にある「上腕筋」や前腕の「腕橈骨筋」に負荷が逃げやすくなります。回外させることで、狙いたい上腕二頭筋の長頭・短頭へとダイレクトに刺激を集中させられます。
ピーク(力こぶの高さ)を作りやすくなる
筋肉の最大収縮を繰り返すことで、力こぶの高さを高める効果が期待できます。
効果を最大化するフォームのコツ

●ボトムポジション(下ろした位置)
手のひらが体側を向いた状態でスタートします(スタート時は少しリラックスさせた状態)。
●ミドルポジション(挙げる途中でひねる)
肘を曲げ始めると同時に、手首を外側にひねり始めます。肘が90度に達する前には手のひらが上を向いている状態を作ります。
●トップポジション(挙げきった位置)
小指側を親指側よりも少し高く持ち上げるイメージで、外側へさらに強くひねり込みます。ここで1秒静止(スクイーズ)すると強力な刺激が入ります。

▲ただし回外しながらのカールは手首への負荷もやや強め。手首に不安のある方はEZバーなどで回外を抑えてカールするのがおすすめ。
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