PFCバランス「2:3:5」?…それってハンバーガーじゃない? - physica
一般的に食事のPFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物の割合)は「P 20% : F 30% : C 50%」という比率が推奨されています。
それを踏まえて身近な食品の栄養成分表示を見比べると、ある事実に気づきます。
「…それってハンバーガーじゃない?」

ハンバーガーのPFCバランス
そうなんです。実は、標準的なハンバーガーは、この「PFC=2:3:5」に驚くほど近い数値になります。
例として、大手ファストフードチェーン店 マクドナルド のハンバーガー(259kcal)の栄養価を見てみましょう。

ハンバーガー【マクドナルド】
たんぱく質13.0g
脂質9.5g
炭水化物30.3g(糖質28.7g)
食物繊維1.6g
塩分1.4g
たんぱく質は1gあたり4kcal、脂質は9kcal、炭水化物は4kcalなので、
P:52kcal(約20%)
F:85.5kcal(約34%)
C:114.8kcal(約46%)
少し脂質が多めではありますが、おおよそ 2:3:5 という比率になっています。
ハンバーガーだけで良いのか
となると「毎日ハンバーガーを食べいれば健康的なのか?」という話になりそうですが、もちろんそんなことはありません。
栄養学において、PFCバランス2:3:5は、あくまでエネルギー比率の一つの目安にすぎません。同じバランスでも、栄養素や食材の質によって身体への影響は大きく変わります。
1. 脂質(F)の「質」の違い
ハンバーガーセットの脂質は、揚げ油や肉の飽和脂肪酸が中心になりがちです。一方、健康的とされる2:3:5の食事では、青魚のEPA/DHA、オリーブオイル、アボカドなどの「不飽和脂肪酸」を推奨します。
2. 炭水化物(C)の分解スピード
精製された白いパン(バンズ)や油で揚げたポテトは、血糖値を急激に上昇させます。同じ炭水化物50%でも、玄米やオートミール、芋類などを選ぶことで、腹持ちや代謝の効率が変わってきます。
3. 微量栄養素(ビタミン・ミネラル・食物繊維)の不足
ハンバーガーだけでは、ビタミンCや食物繊維が圧倒的に不足します。
ゆるく賢く食事を楽しもう!
「PFCバランス 2:3:5」がハンバーガーに近いということは、裏を返せば外食やファーストフードでも、モノによってPFCの比率自体はそこまで破綻していないということです。
ただし、健康的な食生活を考えるならPFCの数字だけでは不十分で、食物繊維、ビタミン、ミネラル、塩分、食品の種類なども考える必要はあります。
「ファストフードは体に悪いから絶対ダメ」と極端に排除するのではなく、「PFC比率は整っているから、明日はサラダを追加して食物繊維を補おう」「脂質の質を意識して次は魚を食べよう」と、ゆるく賢く調整していくのが健康的に食事を楽しむコツかもしれませんね!
この記事のライター
physica編集部
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