夏のスポーツ飲料、本当に必要なのはこんな人 - physica

夏本番。水分補給が欠かせない時期がやってきました。

「熱中症対策にはスポーツ飲料が有効」とよく言われますが、実はすべての人に毎日のスポーツ飲料が必要なわけではないことをご存じでしょうか?

今回は、意外と知られていない「スポーツ飲料の本当の必要性」について、スッキリ整理していきたいと思います。

スポーツ飲料の役割

スポーツ飲料の主な目的は、「大量の汗で失われた水分と塩分(ナトリウム)を素早く補給すること」、そして「運動に必要なエネルギー(糖分)を体に届けること」です。

水分補給に特化しているように見えますが、実は糖分がかなり多く含まれているのが特徴。一般的な500mlのペットボトル1本に、スティックシュガー10本分(約30g)近い砂糖が入っていることも珍しくありません。

そのため、飲む人の活動量によっては「水分補給のつもりが、糖分の摂りすぎになっていた!」という落とし穴があるのです。

運動時のパフォーマンス維持には、糖分と塩分がベストなバランスで配合されたスポーツ飲料が最適です。一気に飲むのではなく、「ちびちび、こまめに」飲むのが吸収を早めるコツ!

あなたはどっち?

自分にはスポーツ飲料が必要なのか、それとも水で十分なのか、チェックしてみましょう。

1. スポーツ飲料が「本当に必要な人」

以下のような、「短時間に大量の汗をかく状況」にいる人は、スポーツ飲料(または経口補水液)を積極的に選ぶべきです。

・ 1時間以上の激しい運動(ランニング、部活動など)をする人

 ・炎天下で長時間、屋外作業や農作業をする人

 ・すでに「軽い脱水症状(のどの渇き、立ちくらみ、だるさ)」を感じている人

2. 正直、「水や麦茶で十分な人」

一方で、以下のような生活パターンの場合は、わざわざスポーツ飲料を飲まなくても、水や麦茶で十分に熱中症を防げます。

 ・エアコンの効いた室内(オフィスや自宅)で過ごす時間が長い人

 ・通勤・通学、買い物などの軽い移動(30分未満の歩行)程度の人

 ・ヨガやストレッチなど、じわっと汗をかく程度の軽い運動をする人

こうした状況で日常的にスポーツ飲料を飲み続けると、ペットボトル症候群(急性の糖尿病症状)やカロリーオーバーを招く原因になってしまいます。日常の水分補給には、ミネラルが豊富でノンカフェインの「麦茶」などが良いでしょう。

夏を乗り切る!スポーツ飲料の上手な取り入れ方

基本は水や麦茶だけど、やっぱり熱中症が心配だという方は、以下のハイブリッドな対策がおすすめです。

 ● 塩分タブレット + 水

余計な糖分を摂りたくないけれど塩分は補給したい、という時にベストな組み合わせです。

 ● 薄めて飲む

デスクワークだけど味が欲しい…という時は、スポーツ飲料を水で2倍程度に薄めて飲むと、糖分の過剰摂取を抑えられます(※ただし、激しい運動時の水分補給としては吸収率が落ちるため、日常用として割り切りましょう)。

自分の「発汗量」に合わせてチョイスしよう!

夏の水分補給は、「汗をかいた量」に合わせて選ぶのがスマートです。

ダラダラと大量の汗を流した日はスポーツ飲料の力を借り、涼しい部屋で過ごす日はお気に入りのマイボトルに入れたお水や麦茶で。

自分の体と対話しながら、賢く健やかにこの夏を乗り切りましょう!

この記事のライター

physica編集部

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