織姫と彦星はどれくらい歩けば会える?いろいろ計算してみた結果 - physica
今日は七夕。七夕といえば、織姫と彦星の物語が有名ですね。

▲実は中国が起源の物語
「年に一度だけ天の川(に架かったカササギの橋)を渡って会える」というロマンチックなお話ですが…

▲鵲(カササギ)
もし本当に歩いて会いに行くことになったらどうなるのでしょう?
今回はフィットネスの視点から、織姫と彦星の距離を「歩数」「歩く時間」「消費カロリー」など、あらゆる角度から計算してみました!
二人の距離、約16光年
織姫のモデルは「ベガ」、彦星のモデルは「アルタイル」。この2つの星は約16光年離れているとされています。
1光年は約9兆4,600億km。
つまり…
約151兆km。
もうこの時点で「歩く」という発想がおかしい距離ですが、構わず計算してみましょう!

▲実は「織姫が」彦星に会いに行く物語。なので歩くのは織姫。
① 歩数にすると
成人の平均的な歩幅を70cm(0.7m)とすると…
151兆km ÷ 0.7m
=約2.16×10¹⁷歩
つまり…
約216京歩!
「京(けい)」は「兆」のさらに1万倍。
人生で一度も使わないかもしれない単位が、いきなり登場しました。
② 毎日1万歩歩くと
健康のために毎日1万歩歩く人もいます。
では216京歩歩くには…
約216兆日。
年にすると…
約5,900億年!
ちなみに宇宙の年齢は約138億年。
つまり宇宙が誕生した日から歩き始めても、まだ到着できません。
③ 休まず歩き続けると
平均時速5kmで休まず歩き続けると…
151兆km ÷ 5km/h
=約30兆時間。
年にすると…
約3.4億年。
もちろんこれは「一度も寝ず、食べず、休まず」に歩き続けた場合です。
現実には人類どころか文明そのものが何度も入れ替わる時間になります。
④ 消費カロリーは
歩行では一般的に1kmあたり約50kcal消費するといわれています。
151兆km歩くと…
約7,550兆kcal!
これは成人男性が一生で消費するエネルギーをはるかに超えています。
ちなみに、おにぎり1個を約180kcalとすると…
約42兆個分のおにぎりが必要です。
途中でコンビニを探すレベルではありません。
⑤ フルマラソンなら
フルマラソンは42.195km。
151兆kmを走ると…
約3兆5,800億回分。
毎年100回フルマラソンを完走しても、ゴールまで約358億年。
人類史どころか、地球の寿命すら追い越してしまいます。
⑥ スマートウォッチの充電回数は
最近は歩数をスマートウォッチで記録する人も多いですよね。
もし1回の充電で1週間使えるとして…
5,900億年間歩き続けるには、約3京回以上の充電が必要になります。
もはや充電器の寿命の方が先です。
⑦ 靴は何足必要か
ウォーキングシューズの寿命は約700kmといわれています。
151兆km歩くなら…
約2,160億足の靴が必要。
シューズメーカーもびっくりの消費量です。
人間基準で考えるのがナンセンスなのか?
文字通り天文学的な数字ばかりが出てしまいましたが、よく考えたら織姫が人間であるとも限りません。
やはり人外の存在で、人間を超越したスピードで移動できるかもと一瞬思いましたが…
「宇宙に存在するものは光速を超えて移動できない」という法則がある以上、それでもやはり無理。
16光年という距離は、光でも約16年かかる距離です。

▲光速で渡っても無理
※ちなみに、この法則は物体そのものの移動はもちろん、エネルギーの伝達速度にも適応されるため、仮に織姫が天の川を一歩でまたげるほど巨大な存在だったとしても、その一歩に16年以上がかかります。
結論:1日だけ天の川に橋が架かったところでどうこうできる話じゃない

でも、だからこそ思うこともあります。
健康づくりもダイエットも、「ゴールまであと何万歩あるんだ…」と考えると気が遠くなります。
しかし実際には、
今日は5,000歩。
明日は7,000歩。
休日は1万歩。
そんな小さな積み重ねが、数か月後、数年後には大きな変化になります。
対岸の大きな目標も大事ですが、あまり先を見過ぎず、その手前の小さな目標に向かって着実に歩いていくことが、長い橋を渡りきるコツなのかもしれません。
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physica編集部
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