マッチョは血圧が高い!?筋肉量と血圧の関係 - physica
マッチョな人に、なんとなく「血圧高そう」というイメージを持っていませんか?
実際マッチョは血圧が高いのか、今回は筋肉量と血圧の関係について解説します。
筋肉が多いと血圧は上がるのか?

結論から言うと
筋肉量が多いこと自体が直接的に高血圧を引き起こすわけではありません。
むしろ適度な筋肉量は健康維持に役立ちます。筋肉は血糖値の調整や代謝の維持に重要な役割を果たし、生活習慣病の予防にも貢献します。
しかし、筋肉量が非常に多い人やハードなトレーニングを行っている人の中には、血圧が高めになるケースもあります。
ゴリマッチョは血圧が高くなることがある

その理由の一つが「体が大きいこと」です。
筋肉が増えると体全体の組織量が増加します。体の隅々まで血液を送るためには心臓もより強く働く必要があります。
また、筋肉量が多い人は体重も重くなる傾向があります。一般的に体重が増えるほど心臓への負担は大きくなり、血圧が高くなる要因になります。
ただし、この影響は肥満による血圧上昇ほど大きくありません。
筋トレ中の血圧は驚くほど上がる

マッチョが行う「筋力トレーニング」という行為自体には、一時的にめちゃめちゃ血圧を上げる効果があります。
例えば高重量のスクワットやベンチプレスなどがそうです。特に息を止めて力を入れる「バルサルバ法」と呼ばれる状態では、収縮期血圧が200mmHgを超えることも珍しくありません。
これは異常ではなく、重い重量を持ち上げる際の生理的な反応です。
もちろん、トレーニングが終われば通常は元の血圧に戻ります。
筋トレは長期的には血圧を下げることも

筋トレ中は血圧が上がるものの、「継続的な筋力トレーニング」は血圧改善に役立つことが分かっています。
これは筋トレを続けることで
・血管の柔軟性が改善する
・体脂肪が減る
・インスリン感受性が向上する
・自律神経のバランスが整う
といった効果が期待できるからです。
その結果、安静時血圧はむしろ下がるケースの方が多いと言われています。
ボディビルダーは高血圧になりやすい?

競技レベルのボディビルダーになると話は少し変わります。
極端な増量と減量を繰り返したり、大量の食事を摂取したりすると、男女を問わず血圧に影響が出ることがあります。
また、高ナトリウム食や過度なストレスなども血圧上昇の原因になります。
つまり、「筋肉が多いから高血圧」というよりも「競技生活に伴う生活習慣」が影響している場合が多いのです。
高齢者の筋肉と血圧

高齢者では、筋肉量が少ない人のほうが血圧管理が難しくなることもあります。
筋肉は全身の代謝を支える重要な組織です。筋肉量が減ると活動量も減りやすくなり、肥満や生活習慣病のリスクが高まります。
そのため、高齢者が健康的な血圧を維持するためには「適度に筋肉を使い、適切な筋肉量を維持すること」が重要になります。
おそらく
「マッチョは血圧が高い」というイメージを持っている人は、おそらくマッチョが血管を浮かせながら重い物を持ち上げてトレーニングしているような姿から連想しているのではないでしょうか。
実際は、よっぽどのゴリマッチョでない限り、安静時はむしろ一般人より血圧良好なマッチョがほとんどです。
そして、これはもちろん筋トレを習慣的に行っているという背景から来るものでもあります。筋肉は健康の敵ではなく、上手に付き合えば強力な味方になってくれるのです。
※この記事は情報提供のみを目的としています。医学的なアドバイスや診断については、専門家にご相談ください
この記事のライター
physica編集部
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