「#丁寧な暮らし」の消費カロリー - physica

−−朝6時。

白湯を飲み、観葉植物に水をやり、木のプレートに乗せたアボカドトーストを撮影する。

SNSで一時期話題となった「丁寧な暮らし」。

一見すると“静かで省エネな生活”に見えますが、フィットネス視点で見ると、実はこの生活、意外とアクティブな気がしてなりません。

今日はそんな丁寧な暮らしの消費カロリーを、偏見多めで解析していきたいと思います。

「丁寧な暮らし」は意外と動いている

洗濯はボタンひとつ、掃除はロボット任せ、買い物はインターネット。とにかく“省エネ化”された現代人の生活は「動かない」のが普通。そんな中で、あえて手間をかける丁寧な暮らしは、実は細かい活動量が多いのです。

こうした日常活動による消費エネルギーはNEAT(非運動性熱産生)と呼ばれ、1日の総消費カロリーにかなり影響します。

白湯タイム:消費カロリー 約10〜20kcal

白湯

丁寧な暮らしでは、朝起きたらまずは白湯を飲みます。(偏見)

白湯そのものに大きな脂肪燃焼効果があるわけではありません。しかし実際には、キッチンまで歩く、お湯を沸かす、コップを洗うといった小さな動作が必ず伴います。

これを含めて朝の支度を15〜20分ほど行えば、体重60kgの人でおよそ10〜20kcal程度は消費します。

「たったそれだけ?」と思うかもしれません。

しかし、こうした小さな消費の積み重ねが

観葉植物に水やり:約15kcal

観葉植物

丁寧な暮らしには観葉植物がつきもの。(偏見)

植物の世話も、しゃがむ、立つ、水を運ぶ、など意外と全身を使います。

5〜10分ほど植物の手入れをすると、約10〜15kcal前後。

これも数字だけ見ると小さいですが、「座りっぱなしを中断する行動」として考えれば健康への効果もそれなりに大きいです。

ハンドドリップコーヒー:約20〜30kcal

ハンドドリップコーヒー

コーヒーを豆から挽き、ハンドドリップで丁寧に淹れる豊かな時間。(偏見)

これも、豆を挽く、お湯を注ぐ、などの活動が続きます。

20分ほど時間をかければ、20〜30kcal程度。

インスタントコーヒーを淹れるよりは、確実に活動量が増えています。

常備菜づくり:1時間で約100〜150kcal

常備菜作り

もちろん休日には常備菜を作ります。(偏見)

料理全般に言えることですが、キッチンでは長時間立った状態での作業が基本になるため、姿勢維持に関わる抗重力筋が使われます。

掃除:80kcal〜120kcal

ミニマルな部屋

「丁寧な暮らし」は、本当に必要な最小限のモノだけの「ミニマルな部屋」の中で行われます。(偏見)

床にモノが少なく、家具は木製、淡色系でまとめられた清潔感のある部屋。それは即ち「掃除したくなる部屋」。

丁寧な掃除はかなりの身体運動になります。

掃除機・モップがけ:30分で約80〜120kcal

寝具の洗濯:20分で約70〜100kcal

風呂掃除:20分で約60〜90kcal

さらに、自炊中心になると、

  • 外食が減る
  • 食事内容を管理しやすい
  • 栄養バランスが整いやすい

という副次効果も大きいです。

1日トータルではどれくらい違う?

例えば、

  • 朝掃除:100kcal
  • 料理:120kcal
  • 洗濯・片付け:80kcal
  • 植物の世話:15kcal
  • 立ち作業や移動:100kcal

合計すると、NEATだけで300〜400kcal近く差が出ることもあります。

これは軽いジョギング並み。

もちろん個人差はありますが、普段運動をしていなさそうに見えて太りにくい人は、こうした生活強度が高い場合が多いのです。

「#丁寧な暮らし」で原点回帰

結局、なぜ丁寧な暮らしがカロリーを消費するかというと、それは「立つ機会が多い」から。

逆に、現代人のカロリー消費が少ない理由の一つは、“座りっぱなし”です。しかも長時間の座りっぱなしは血流低下や筋力低下にもつながり、そもそも健康的でないのです。

現代人が失った「立つこと」や「手間をかけること」を毎日繰り返す丁寧な暮らしは、ある意味少しだけ人類の原点に回帰するライフスタイルなのかもしれません。

この記事のライター

physica編集部

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