【カーブの科学】サッカーの「曲がるシュート」はなぜ曲がる? - physica
サッカーで観客を魅了するプレーのひとつが、ゴールへと美しく弧を描いて吸い込まれる「カーブシュート」。
まるで意思を持っているかのように曲がるあのボール、一体どんな仕組みで起きているのでしょうか?
今回はその正体を、シンプルに解説します。
曲がるシュートの正体は「マグヌス効果」
カーブシュートの鍵を握るのがマグヌス効果。「回転している物体が流体中を進むと進行方向が曲がる現象」です。
サッカーボールだけでなく、野球やテニス、卓球、ゴルフのボールを曲げる時にも使われています。
ボールが曲がる仕組み
① 回転によって空気の流れの速さが変わる

ボールに回転がかかると、左右で空気の流れに差が生まれます。回転と同じ向きの空気は速く、逆向きの空気は遅く流れるようになります。
② 圧力差が生まれる

すると、空気の流れが速い側は圧力が低く、遅い側は圧力が高くなります。
③ 曲がる

圧力の高い側から低い側へ力が働くため、ボールは横に引っ張られてカーブします。
つまり、「回転+空気の流れ」 によって生まれた力(揚力)によってボールは曲がるというわけです。
伝説的カーブシュートといえばこの人
カーブシュートといえばやはりこの人。デビッド・ベッカム。


現役時代の彼のフリーキックは、まさにコントロールカーブの教科書。壁を避けてゴールへ吸い込まれる軌道は芸術そのものです。
無回転シュートとの違い

ちなみに、最近よく見る「ブレるシュート」は別物。
回転が少ないことで空気の流れが不安定になり、左右に揺れる「ナックルシュート」になります。
カーブとは真逆の原理で、これもまた厄介なボールです。
試合を見るときは、このようなシュートを生み出す選手のテクニックにも注目してみてください。
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physica編集部
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