最も長い筋肉って知ってますか? - physica

人体の中で最も長い筋肉は下半身にあります。

「縫工筋(ほうこうきん)」です。

これは太ももの前側を斜めに走る筋肉なのですが、少し変わった名前をしていますよね。

筋肉の名前といえば“大胸筋”とか“三角筋”のように部位や形状を表す名前がほとんどなのに、しかも人体最長というこれ以上ないアイデンティティまで持っているのに、なぜかこれは“縫工筋”。

これにはどんな意味があるのでしょうか?

縫工筋ってこんな筋肉

縫工筋は、骨盤の前側から始まり、太ももの前面を斜めに横切って、すねの内側(脛骨)に付着する細長い筋肉です。

縫工筋

主に以下のような動きに使われ

・腿を上げる(股関節の屈曲)
・膝を曲げる(膝関節の屈曲)
・脚を外にねじる(股関節の外旋)など

実際にこれを全部やってもらうとわかると思いますが、これらが組み合わさることで「あぐらをかく」ような姿勢を作ることができます。

あぐら

名前の由来

さて、気になる名前の由来ですが、縫工筋は英語で「sartorius muscle」といいます。

これはラテン語の「衣服など縫工する人、仕立て屋(sartor)」に由来していて、直訳すると「仕立て屋の筋肉」という意味になります。

なぜ仕立て屋さんなのかというと、それは昔の仕立て屋が椅子ではなく床に座り、脚を組んだ姿勢で作業をしていたから。

昔の仕立て屋さん

つまり「あぐら」です。このように仕立て屋さんがこの筋肉を使ってできる姿勢をとっていたことから「sartorius muscle(縫工筋)」と呼ばれるようになったのです。

部位や形状ではなく、その筋肉を使う職業から名付けられているあたりが何となくオシャレですよね。

2番目に長い筋肉

縫工筋は普段はあまり意識しない筋肉かもしれませんが、トレーニングやストレッチをするときも、こうした知識を知っておくとより理解が深まるかもしれません。

せっかくなので、今回は人体の中で“2番目に”長い筋肉も紹介しておきましょう。

それは、脊柱起立筋の中で最も内側に位置し、骨盤から後頭部まで伸びる筋肉(群)

その名もーーー

最長筋

(さいちょうきん)

です。

この記事のライター

physica編集部

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