チェストプレス:初めてでもわかるエクササイズ解説 - physica

チェストプレス(マシン)は、大胸筋を中心に上半身の押す力を鍛える代表的なエクササイズです。フリーウェイトのベンチプレスやダンベルプレスと比べて軌道が安定しており、初心者でも安全に胸を鍛えやすい種目として広く利用されています。本記事では、マシンを使ったチェストプレスの効果、正しいフォーム、注意点について解説します。

チェストプレスをする男性

チェストプレスで鍛えられる主な筋肉

大胸筋

● 大胸筋

胸部前面に位置し、腕を前方へ押し出す動作の主動筋。特に中部〜下部が強く刺激されます。

● 三角筋前部

肩の前側に位置し、腕を前方へ持ち上げる動作を補助します。

● 上腕三頭筋

肘を伸ばす動作に関与し、押し出す動作の中盤〜終盤で強く働きます。

基本フォーム

基本フォーム

① シートとポジションの調整

  • グリップが胸の高さ付近に来るようシートを調整
  • 背中と臀部をシートにしっかり密着させる
  • 足裏は床にしっかり接地し、体幹を安定させる

② 押し出す動作

  • 肩甲骨を軽く寄せ、胸を張った状態でスタート
  • 肘を伸ばしながら前方へ押す
  • 肩がすくまないよう注意する

③ 戻す動作

  • 肘を曲げながらゆっくり元の位置へ戻す
  • 胸が十分にストレッチされる位置で止める
  • 反動を使わず、常に負荷をコントロールする

効果を高めるポイント

● 肩甲骨の安定

肩甲骨を軽く寄せて下げ、しっかりシートに押し付けて固定することで、大胸筋に負荷が乗りやすくなります。

● 脇の角度を意識する

脇を過度に開きすぎると肩関節への負担が増えるため、やや体側寄り(約45〜60度)を意識します。

● 押し切らない

肘を完全にロックせず、筋肉の緊張を保つことで大胸筋への刺激が持続します。

よくあるNGフォーム

肩がすくむ

僧帽筋が過剰に働き、胸への刺激が弱くなります。

肘を深く引きすぎる

可動域を無理に広げすぎると、肩前面にストレスが集中します。

反動で押す

勢いを使うと筋肉への負荷が分散し、ケガのリスクも高まります。

バリエーション

● レバーの軸が下のタイプ

マシンチェストプレス

マシンの種類によって、レバーの軸が上のタイプと下のタイプがあります。下のタイプは、やや下に向かって弧を描くように押すことになるため、ほんの少しだけ三角筋前部の関与が減り、その分大胸筋下部が刺激されます。

回数・セット数の目安

● 初心者

・10〜12回 × 2〜3セット

軽めの負荷でフォームの習得を優先

● 中級者以上

・8〜10回 × 3〜4セット

ダンベルやフリーウエイト種目と組み合わせて実施


チェストプレスは、大胸筋を中心に上半身の押す力を効率よく鍛えられる基本エクササイズです。正しいシート調整、肩甲骨の安定、コントロールされた動作を意識することで、胸への刺激を最大化できます。安全性が高く、筋力・筋肥大の基礎作りに適した種目として、トレーニングプログラムに積極的に取り入れる価値があります。

この記事のライター

physica編集部

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