【トリビア】七面鳥ってこんな鳥 - physica
こんにちは、フィジカ編集部です。
今日はクリスマス。
クリスマスのご馳走といえば七面鳥。映画や海外ドラマでもお馴染みのローストターキーですね。
日本ではあまり馴染みのない鳥ですが、今日は馴染みがないからこその七面鳥のトリビアをいくつか紹介したいと思います!
原産地は北アメリカ大陸

七面鳥はもともと野生の鳥で、アメリカ大陸の先住民が家畜化していたのが人類の食糧となった始まりです。
16世紀、大航海時代にヨーロッパへ伝わり「大きくてごちそう感のある鳥」として広まっていきました。
なのに名前がたらい回し

七面鳥は、英語では「トルコの鳥」(Turkey)と言いますが、トルコ語では「インドの鳥」(hindi)です。
その他の国でも
- アラビア語では「ギリシャの鳥」
- ギリシャでは「フランスの鳥」
- フランスでは「インドの鳥」
と呼ばれていて、もう何がなんだか分からない状態に。
一応、それぞれに「トルコを経由したから」とか「かつてアメリカ大陸がインドと誤解されていたから」などの理由がありますが、名前だけで原産国を予想するのは難しすぎます。
※ちなみに日本語の「七面鳥」は、興奮すると顔の色が赤、青、紫に変化することから名付けられたと言われています。
実は、かなり大きい鳥

七面鳥は、ニワトリとは比べものにならないほど大きい鳥です。
- 成鳥の体重:5〜10kg以上
- 翼を広げると1mを超えることも
このサイズ感も、大人数で分け合うクリスマス料理にぴったりだったわけです。
でも飛べる

七面鳥は「飛べない鳥」と思われがちですが、実は飛べます。
とはいえ、危険が迫った時に低い木に飛び乗ったり、数秒だけバサッと飛ぶ程度で長時間の飛行は不可能。基本的にはニワトリと同じく速筋繊維が多めの地上生活タイプです。
そんな七面鳥をクリスマスに食べる理由

17世紀にイギリスからアメリカへ移住した移民たちが、初めての冬を越せないほどの食糧難に陥った際、先住民であるインディアンが七面鳥などの食料を分け与えて助けました。
その後、大豊作を祝う際、恩人であるインディアンたちへの感謝を込めて食事会(感謝祭)が開催。その食卓に七面鳥が並んだことが起源となり、以降は「感謝」のシンボルとして感謝祭だけでなくクリスマスなどの特別な日のお祝い料理として七面鳥が定着したとされています。
※諸説あります。
※近年は11月の感謝祭と12月のクリスマスが近いことから、特にアメリカなどではクリスマスに他の肉料理を食べる家庭も増えているようです。
それが日本では定着しなかった理由
クリスマスという行事自体は、明治時代には日本にも伝わっています。
当然、その時にクリスマス料理の定番がローストターキーであることも伝わってはいたのですが、それでもこの食文化が現在に至るまで定着していないのには、理由があります。
- 飼育コストが高い
- 気候が飼育に適さない
- 丸焼き文化が根付かない
- 代わりに鶏肉が安くて使いやすい
そして決定打となったのが
- KFCの登場
1970年代に日本に進出してきたケンタッキーフライドチキン(KFC)の広告戦略です。

1970年11月21日に愛知県・名古屋市オープンした日本初のKFC「名西店」(現在は閉店)
これが高度経済成長期にあった当時の日本人に強烈な印象を与え、以降「クリスマスにはチキン」というイメージが国内で定着したと言われています。
※ちなみに、クリスマスのメインディッシュにチキンという文化は、日本以外にはほとんどありません。
実はヘルシーフード
実際、国内での飼育数もニワトリが1億羽を超えるのに対して七面鳥は3000羽程度。
圧倒的にシェアの少ない七面鳥ではありますが、栄養面ではどうでしょうか。

胸肉で比較してみると、なんと栄養価は「ほぼ互角」。
鶏肉同様に高タンパク低脂質で、七面鳥も十分に筋肉メシとしてのポテンシャルを持っていることがわかります。
そして、もう一つ。
鶏肉が強すぎる!!
鶏肉の方がはるかに安価で入手が容易。ブロイラーがある以上、やはり日本では鶏肉がコスパ最強です。
この記事のライター
physica編集部
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