今さら聞けないBMIのこと|数字の意味と正しい使い方を解説 - physica

健康診断やダイエットの話題でよく目にする数値「BMI」

今回は、どこで見かけても当たり前のようにアルファベット3文字で略されてしまっているこのBMIについて、その意味や注意点、正しい使い方を解説したいと思います。

健康診断の検査項目

BMIとは

BMI

BMIとは Body Mass Index(ボディ・マス・インデックス) の略で

「身長に対して体重が適正かどうか」を見る指標です。

世界保健機関(WHO)でも採用されており、肥満度の目安として世界中で使われています。

BMIの計算方法

計算式はとてもシンプルで、体重と身長だけで算出できます。身長の単位がcmではなくmであることだけ注意してください。

BMIの計算式

BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m)²

例:体重65kg、身長170cm(1.70m)の場合

65 ÷ (1.70 × 1.70) = 22.5

BMIは「22.5」となります。

BMIの判定基準(日本基準)

日本肥満学会では、BMIを以下のように分類しています。

日本肥満学会『肥満症診療ガイドライン2022』より

特に BMI22前後 が、生活習慣病になりにくい「標準」とされています。

BMIはなぜ広く使われている?

BMIが広く使われている理由は、次の3つです。

  • 計算が簡単
  • 身長・体重だけで評価できる
  • 生活習慣病リスクとの関連が強い

健康診断や統計調査でよく使われるのは、誰でも同じ基準で比較できるからです。

BMIの弱点・注意点

実は、BMIには弱点もあります。

筋肉量を考慮していない

BMIはあくまで「体重ベース」。脂肪が多いのか、筋肉が多いのかは判断できません。筋肉は脂肪より密度が高く重いため、筋肉が多い人(トレーニング経験者など)は、見た目は引き締まっていてもBMIが高く出ることがあります。

年齢・性別の違いを反映しにくい

高齢者や成長期の子どもには、そのまま当てはめるのは不向きです。

つまり、BMIをそのまま健康の目安として使えるのは「基本的に運動習慣がない高齢者以外の成人」となります。

ダイエットや健康管理での正しい使い方

体組成を測る人

BMIは「絶対的なゴール」ではなく、あくまで目安の1つとして使うのが正解です。

具体的には、以下のような指標と併せて総合的に判断するのが良いでしょう。

  • BMI → 体重バランスの目安
  • 体脂肪率 → 見た目や健康度
  • 筋力・体力 → 実生活での動きやすさ

BMIの弱点・注意点でも触れましたが、特に筋トレなどをして筋肉の多い人ほど実際の肥満度と判定が乖離する傾向にあります。

必ずしも「BMIが高い=不健康」とは限らないことを覚えておきましょう。

この記事のライター

physica編集部

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