運動が苦手でも大丈夫!「Cosy Cardio(コージー・カーディオ)」で叶える挫折しない運動習慣 - physica
「運動しなきゃ」と思いつつ、ランニングやジムのきついトレーニングにはなかなか一歩を踏み出せない。
そんな人におすすめなのが Cosy Cardio(コージー・カーディオ)。直訳すると“心地よい有酸素運動”です。
「Cosy Cardio」

Cosy Cardioは、快適さや心地よさ(Cosy)を最優先にしたスローペースな有酸素運動(Cardio)のことです。
これは、昨年あたりから海外を中心に広がりを見せているムーブメントで、「運動は辛いもの」という概念を覆し「無理をせず快適に行う」ことを最大のテーマとしています。
要するに、運動への心理的・身体的ハードルを極限まで下げ、「気楽に続けられる」ことを最優先にしたアプローチです。
「Cosy Cardio」が指示される理由

このトレンドが特にフィットネス初心者や、過去に挫折経験のある人々から支持されているのには、いくつかの理由があります。
1. 運動への心理的ハードルが低い
「運動 = 疲れる、辛い、時間がない」というネガティブなイメージを解消します。「パジャマのままでいい」「好きなドラマを見ながらやる」など、完璧さを求めないため、「とりあえず始める」のが非常に簡単です。
2. 続けやすい
高強度なトレーニングは、確かに短期間で結果が出やすいですが、疲労が溜まりやすく、モチベーション維持が困難になりがちです。
Cosy Cardioは、疲労困憊するまで追い込まないため、無理なく毎日続けられます。小さな成功体験を積み重ねることで、「継続」を定着させることができます。
3. 心の健康を重視する時代の流れ
最近は、運動を「心の健康」を保つための習慣として捉える傾向が強まっています。
心地よい環境で、自分のペースで体を動かす行為は、ストレスレベルを下げ、幸福感を高めるエンドルフィンの分泌を促します。運動が「自分を追い込む時間」から「自分を労わる時間」へと変わります。
心地よく運動をするためのポイント

では、具体的にCosy Cardioをどのように日常に取り入れれば良いでしょうか。
ポイント1:快適な空間と準備を整える
自宅のリビングで音楽を聴きながら、YouTubeを見ながら、仕事をしながらなど、「ながら運動」ができる環境を作ることがポイントです。
ポイント2:心地よい運動を選ぶ
きつい動きは不要です。心拍数が少し上がる程度の、ストレスにならない動きを選びましょう。
トレッドミルでのゆったりとしたウォーキング、音楽に合わせて体を揺らすだけ、または晴れた日の散歩やサイクリングなど、それ自体の気持ち良さや爽快感を楽しめる運動がおすすめです。
ポイント3:小さな目標から始める
いきなり「毎日30分」と決めず、「まずは5分だけ」「テレビのCMの間だけ動く」など、ハードルが低すぎるほどの小さな目標からスタートしましょう。
そして、たとえ目標が達成できなくても気にしないこと。「昨日より1分長く動けた」「今日はサボったけど明日はやろう」という柔軟な思考こそが、Cosy Cardioの真髄です。
最大のポイントは「頑張らない」こと
結果を出すために行うのではなく、それ自体を楽しむために行う運動の方が、長続きしやすく結果も出やすいです。
運動が苦手な方、過去に挫折してしまった方は、ぜひこの「心地よい有酸素運動」を取り入れてみてください。頑張らないことが、かえってあなたの運動習慣と心の健康を良いものに変えてくれるはずです。
この記事のライター
physica編集部
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