お腹まわりに皮下脂肪が残るのはなぜ?落ちにくい理由と対策を徹底解説! - physica
「体重は落ちたのに、お腹だけスッキリしない」
ダイエット経験者の多くが感じるこの悩み。実はこれには、人間の体の仕組みや脂肪の性質が深く関係しています。
今回は、お腹まわりに皮下脂肪が残りやすい理由とその対策について解説します。
お腹まわりに皮下脂肪が残りやすい理由

1. 内臓を守るため
体脂肪は、エネルギー貯蔵やホルモンの生成などのほかに、衝撃から体を守る緩衝材としての役割も持っています。
お腹まわりは重要な臓器が集中していますが、筋肉も薄く肋骨もありません。そのため、ダイエットをしても体は最後までここに脂肪を残そうとします。
2. 脂肪が分解されにくい部位だから
脂肪が分解されるには、ホルモン(アドレナリンなど)が血液を通じて脂肪細胞に届く必要があります。
しかし、体の中心となるお腹まわりは、腕や脚と違ってそれ自体が動くということがあまりないため血行も悪くなりがちです。そのため、ホルモンも届きにくく脂肪が分解されにくいのです。
3. そもそも皮下脂肪は落ちにくいから
脂肪には大きく分けて「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2種類があります。
内臓脂肪は代謝が活発で比較的早く落ちますが、皮下脂肪は代謝スピードが遅く、“つきにくいけど一度つくと落ちにくい脂肪”です。
そんなお腹まわりの皮下脂肪を落とすには

もしもあなたが「ダイエットを頑張っているのにお腹周りの脂肪だけがどうしても落ちない」とお悩みなら、解決法はいたってシンプル。
そのままダイエットを続けることです。
最後まで残りはしますが、決してなくならないわけではありません。
個人差もあるのでおおよその目安になりますが、体脂肪率が男性で8〜10%、女性で18〜20%程度になるとお腹まわりの脂肪もさすがに薄くなり、腹筋のラインも浮かんできます。
おすすめのアプローチ
運動は有酸素運動のみに偏らず、筋トレを併せて行うことで代謝の底上げをしましょう。端的に言えば、お腹の脂肪を落とすには 腹筋を鍛えるよりもスクワットの方が有効です。
ただし、腹筋のトレーニングが必要ないということではありません。上で皮下脂肪が残りやすい理由のひとつに「血行不良」を挙げましたが、腹筋を動かすこと自体がこれの対策になります。また、いざお腹の脂肪がなくなった時、腹筋があった方がやはりカッコいいです。

最強コンボ。
また、睡眠をしっかり取り、ストレスホルモンを抑えることも重要です。
正しい運動と生活リズムを継続すれば、必ず変化は現れます。「焦らず、確実に」——少し先のゴールを目指してダイエットを継続しましょう。
この記事のライター
physica編集部
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