朝と夜、運動するならどっちが痩せやすい? - physica
「朝運動するのと夜運動するの、どっちがダイエットに効果的?」
ダイエットのために運動を始めた人なら一度は疑問に思うテーマですよね。実は科学的にも研究が進んでいて、それぞれにメリットがあります。今回は「朝派」と「夜派」の違いを整理して、あなたに合ったタイミングを見つけてみましょう!
朝の運動のメリット

◯脂肪燃焼しやすい
起きてすぐの空腹状態で運動すると、体はエネルギー源として脂肪を使いやすい傾向があります。朝ランやモーニングヨガが「痩せやすい」と言われるのはこのため。
◯一日中代謝が上がる
朝に体を動かすと交感神経が活性化し、その後の時間も消費カロリーが増えやすいという効果があります。
◯生活リズムが整う
朝日を浴びながら運動することで体内時計がリセットされ、夜の睡眠の質も上がるのがポイント。
夜の運動のメリット

●筋トレ効果が高い
夕方〜夜は体温が高く、筋肉や関節が動かしやすい時間帯。重い重量を扱いやすいため、筋トレや高強度の運動は夜の方がパフォーマンスが出やすいです。
●ストレス解消になる
仕事や学校終わりに体を動かすことで、1日の疲れやストレスをリセット。リラックスして眠りやすくなる人も多いです。
●食べすぎリセット効果
夜に運動をすれば、その日の摂取カロリーをある程度「帳消し」できる安心感があります。(実際ある程度は体脂肪になる前に消費できます)
朝と夜、どっちが痩せやすい?
朝です。
前述のように、朝は体内のグリコーゲン(糖質)が少なく脂肪が燃焼されやすい状態にあるため、効率よく脂肪をエネルギーとして利用できます。
とくに朝食前の空腹状態で行う有酸素運動の脂肪燃焼効果は絶大です。
ただし
これは同時に筋タンパク質の分解にも絶大な効果を発揮します。やりすぎると筋肉が落ちて基礎代謝が下がり、かえって痩せにくい体質になってしまうため、長い目で見るとダイエットにはマイナスとなる場合があります。
これを防ぐためには、有酸素運動以外にも筋トレやタンパク質の摂取を徹底して筋肉量を減らさないようにすることが重要です。
継続できる方を選ぶのがベスト
朝の運動と夜の運動、「脂肪の燃焼効率」では朝の運動に軍配が上がりますが、ダイエットをする上でのメリットは夜の運動にもあります。また、どちらにおいてもデメリットはありません。
ダイエットで一番大事なのは「続けられるかどうか」。無理に朝早起きして三日坊主になるより、自分のライフスタイルに合う時間で運動するのが結果的に一番効果的です。
あなたは「朝派」「夜派」どちらになりそうですか?
この記事のライター
physica編集部
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