
なぜ筋トレ好きは鶏胸肉が好きなのか?食文化としてのフィットネス飯 - physica
筋トレといえば「鶏胸肉」や「ササミ」。
まるでお約束のように、筋トレ好きの冷蔵庫には常備されています。
でもなぜここまで“フィットネス飯=鶏胸肉”が定着したのでしょうか?
今回は栄養的な理由に加えて、文化としての側面からも掘り下げてみます。
栄養的な理由

1. 高タンパク・低脂質
鶏胸肉100gあたりの栄養(皮なし)
カロリー:約110kcal
タンパク質:約22g
脂質:約1〜2g
他の肉類(豚バラや牛カルビ)に比べると、圧倒的に脂肪が少なく「効率よくタンパク質が摂れる」点が大きな魅力です。
2. 消化に優しい
それでいて脂質が少ないため消化が早く、胃腸への負担も少なめ。量を摂らないといけない筋トレ民にはこれだけでも嬉しい食材です。
食文化的な理由

1. 海外ボディビル文化の影響
アメリカのフィットネス文化でも「チキン&ブロッコリー&ライス」は定番メニュー。
雑誌やYouTubeを通じて日本にも広がり、「筋肉食堂」など専門店が流行したことで“筋トレ飯=鶏胸肉”が文化として定着しました。
2. シンプルさが象徴的
シンプルな鶏胸肉には、ある種「ストイックな食事」というイメージがあります。
筋トレ好きにとっては、鶏胸肉を食べること自体が「努力のシンボル」になりやすく、ストイックな生活習慣をブレないようにするための1つのルーティンとして機能します。
3. アレンジの幅が広い
サラダチキン(コンビニ常備) 蒸し鶏、ほぐし鶏 カレー、スープ、炒め物 どんな料理にも馴染みやすいので、食文化として受け入れられやすかったのです。
4. 値段が安い
とくにこれが大きいと思われます。鶏胸肉は牛肉や魚に比べてリーズナブル。毎日タンパク質を摂る必要がある筋トレ民にとって、コスパ最強の食材です。
鶏胸肉だけじゃない“進化系フィットネス飯”

最近では、より手軽&多様化しています。
ギリシャヨーグルト(高タンパク)、プラントベースプロテイン食品、サーモンや卵を使った高タンパクメニューなど
「鶏胸肉一辺倒」から「楽しみながらタンパク質を摂る」流れに進化しているのも面白いポイントです。
まとめ
鶏胸肉は、高タンパク・低脂質・消化に良くて安いというコストパフォーマンス的なメリットがあり、世界的な実績とストイックな象徴性で“食文化”として定着しました。
つまり、鶏胸肉は「ただの食材」ではなく、筋トレ好きにとっての 文化的アイコン でもあるのです。
もちろん、食材なので好みは分かれますが、めちゃくちゃに値上がりでもしない限り、鶏胸肉の今の地位が揺らぐことはまずないでしょう。
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