【ジョークSCP】超マッチョな現実改変能力少女 - physica

皆さんは「SCP財団」をご存知ですか?

SCP財団とは、インターネット上で生まれた共同創作コミュニティサイトです。サイト内には世界中の多くのユーザーから投稿された「SCPオブジェクト」と呼ばれる自然法則に反した異常な存在や現象などに関する記事が"財団の内部文書"として書かれており、読む人はまるで秘密資料をのぞき見している気分を味わえます。

今日はそんな中でもちょっと変わったSCPオブジェクトについて紹介します。

SCP-357-JP-J『マッチョが売りの少女』

SCP財団

SCP-357-JP-Jは周囲に現実歪曲を引き起こすマッチョです。外見的には同年代の少女と差異しかありません。肌は黒光りしており、身体は年齢に相応しくない異常発達した筋肉に覆われています。

http://scp-jp.wikidot.com/scp-357-jp-jより抜粋

アイテム番号:SCP-357-JP-J

外見:黒光りした肌と異常発達した筋肉を持つ少女。同年代の少女と差異「しか」ないほどヤバいマッチョ。

異常性:現実歪曲(?)

  • 周囲に“現実歪曲”を引き起こす力を持つとされている。これはSCP作品でよくある「現実改変能力」と呼ばれる強力な異常性のひとつで、本人が意識または存在するだけで物理法則や常識が歪む、というもの。しかし、SCP-357-JP-Jのそれにはかなり疑わしい部分もあって…。
  • SCP-357-JP-Jはその能力で、鉄格子・自動小銃・弾丸・手錠・戦車なども容易に捻じ曲げる。
    ただし、一部の研究者からは「腕力で物理的に捻じ曲げているだけでは?」とツッコミを入れられている。
  • 対峙した人間にはSCP-357-JP-Jの周囲も歪んで見えたとの報告多数。
  • 毒・電撃・液体窒素・核爆発・宇宙空間へ放置・本人以外の現実改変能力など、いかなる攻撃を受けても無傷。
  • この能力は、周囲の人間の思考を「脳筋」へ改変する性質もある。これにやられた対象者は全てを「筋肉を鍛えればなんとかなる」と思い込み、暇さえあれば筋トレをしてしまう。

補遺: SCP-357-JP-Jは幼少期に行方不明になったことがあり、ある日、公園の遊具でウエイトトレーニングしている所を財団の職員が発見。その後、SCP-357-JP-Jが両親であると証言した男女にインタビューを行ったところ、彼らはSCP-357-JP-Jのことを知らず

「行方不明になった娘はいるが、こんな筋肉モリモリマッチョマンの変態は知らない」

と証言している。

ジョークSCP(-J)について

末尾に「-J」が付く作品は、笑いやネタを目的に書かれた“ジョークSCP”です。財団のフォーマットを使いながらも、読者をクスッとさせるユーモアが中心の作品になります。

今回のSCP-357-JP-J『マッチョが売りの少女』も当然、アンデルセン童話『マッチ売りの少女』のパロディです。

シリアスなホラーやSF好きな方はもちろん、そうでない方もジョークSCPを通してSCP財団の世界を楽しんでみてください。

SCP財団公式サイト

http://scp-jp.wikidot.com

この記事のライター

physica編集部

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