
トップアスリートから学ぶ!競技のトレーニングと私たちのフィットネス - physica
ついに本日から開催される「東京2025世界陸上」!
世界陸上(世界陸上競技選手権)は、オリンピックと並ぶ世界最高峰の陸上大会です。100mの世界記録更新やマラソンでの驚異的な走りは、まさに「人間の限界」に挑む瞬間。その舞台に立つ選手たちは、恵まれたフィジカルだけでなく、長年のトレーニング・食事・メンタル管理を徹底してきた結果を発揮しています。
アスリートから学べるフィットネスのヒント

世界トップの選手の練習は私たち一般人には到底真似できません。しかし、そこから「日常のフィットネスに応用できる考え方」を取り入れることはできます。
1. 明確な目標設定

短距離選手は「0.01秒を縮める」、マラソン選手は「ラスト5kmで粘る」など、目標が具体的です。
私たちも「3ヶ月で体脂肪-3%」「10回連続で懸垂できるようになる」など、小さな数値目標を立てると継続力が上がります。
2. バランスのとれたトレーニング

陸上選手は走る・跳ぶ・投げるだけでなく、ウエイトトレーニングや体幹トレーニングも取り入れています。
ボディメイクを目的にしている人も、有酸素運動だけでなく筋トレを組み合わせる、苦手なトレーニングを敢えて取り入れる、など多角的にトレーニングを行うと効率的です。
3. 栄養と休養の重要性

トップ選手は1日の食事内容まで緻密に管理し、十分な睡眠を確保します。
私たちも「トレーニング後にたんぱく質を意識して摂る」「夜更かしを控えて睡眠を優先する」だけで成果が変わります。
4. 客観的評価と自己分析

スポーツでは、自身の能力や課題を客観的に分析し、それを改善することでパフォーマンス向上に繋なります。
世界で戦うようなアスリートの場合、これは専属のコーチやチームのサポートを受けながら行われることがほとんどですが、私たちも「記録をつける」「健康診断を受ける」など客観的に自身を評価することで、より正確に目標までの道のりを進めます。
スポーツを“観る”こともフィットネスに

試合観戦はモチベーションアップにもなり得ます。100m決勝の緊張感や、マラソンで最後まで粘る姿を見て「自分も頑張ろう」と思った経験はありませんか?これは「モデリング効果」といって、心理学的にも他人の努力を観察することで自分の行動意欲が高まる、と報告されています。
トップアスリートに学ぶ
努力をした人全てがトップアスリートになれるわけではありませんが、トップアスリートは全て努力をした人です。そこに共通する方向性や考え方があるとすれば、それは見習うべき価値があると言えるでしょう。
私たちもその一部を日常のフィットネスに取り入れることで、健康的で活力ある生活に近づけます。
今年の世界陸上を観ながら、自分のトレーニング目標も一つ設定してみませんか?
この記事のライター

physica編集部
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