
人類はゾンビから逃げ切れるか?人類vsゾンビのフィジカル対決 - physica
もしゾンビが現実世界に現れたら、あなたは生き延びられるでしょうか?
たまにはそんなことをフィットネス的に考えてみても面白いかもしれません。
ゾンビの移動速度は?

映画やドラマによって、ゾンビの動きには大きな差があります。
・クラシックタイプ(ロメロ監督系)
→ ゆっくり歩く。時速2〜3km。普通に歩いても逃げられるが、持久力がなければすぐ疲れて捕まる。
・モダンタイプ(『28日後…』『ワールド・ウォーZ』など)
→ ダッシュ可能。時速15〜20km。これは短距離勝負。スプリント力や瞬発力が必要。
多くの作品ではクラシックタイプの「歩くゾンビ」が中心。持久力があれば何とかなりそうな気がします。
vsクラシックゾンビ

クラシックゾンビの動きは緩慢で、基本的にゆっくり歩きます。対する人類はチーターのように速く走れませんが、実は長時間走り続ける能力では哺乳類トップクラス。
これは、汗をかいて体温を下げる能力と、獲物を疲れ果てるまで長時間追い続ける「持久狩り」という特殊な狩猟方法によって獲得された進化形質です。この方法により、小柄で筋力に劣る人類が、他の動物を効果的に仕留めることが可能になりました
研究によると、現代人でも持久力トレーニングを積んだ人は早歩き程度のスピード(時速5〜6km)で数時間動き続けられるとのこと。
クラシックゾンビ(2〜3km/h)との差は歴然。まさに「進化的にゾンビ対策済み」と言えそうです。取り囲まれないように気を付けさえすれば、安全な場所まで逃げ切ることは可能でしょう。
vsモダンゾンビ

高い持久力を獲得している人類ですが、相手も走ってくるとなると話は変わってきます。
ゾンビも元は人間なので走るスピードは同等だとしても、作品によってはなぜか体力が無限にあるようなものもあり、そうなると捕まるのは時間の問題。追いかけられた時点でほぼ詰みです。
また、ゾンビは何らかのウィルスのようなもので感染することが多いので、できれば素手での格闘もしたくありません。
相手がモダンゾンビの場合、いかに彼らに見つからずに逃げ仰せるかという、また違った能力が求められそうです。
ゾンビから逃げ切れる身体を作ろう

相手がクラシックタイプのゆっくり歩くゾンビであれば生存チャンスは十分あります。人類の強みをさらに高める持久力トレーニングで、いつか来るかもしれないゾンビ世界に備えましょう!
もし来なかったとしても、持久力はそもそも日常の健康・長寿にも直結する最強生存スキルなので、鍛えておいて損はありませんよ!
この記事のライター

physica編集部
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