映画で観たトレーニング考察!アレどんな効果?#5『スパルタンX』編 - physica

1984年公開のジャッキー・チェン主演映画『スパルタンX(英題:Wheels on Meals)』は、アクション、コメディ、そしてトレーニングの面白いシーンが満載の作品です。今回は、その中に登場する印象的なトレーニングシーンを取り上げ、実際にはどんな効果があるのかを考察したいと思います。

『スパンタンX』のトレーニング

映画冒頭、パン屋の2階に下宿するトーマス(ジャッキー・チェン)とデヴィッド(ユン・ピョウ)がトレーニングをするシーンから。

トレーニングパートナーと向かい合ってのツイストシットアップ

©︎1984 東宝東和

映画の描写:

お互いの足を組み合い、交互にツイストシットアップをするトーマスとデヴィッド。ストレッチやスパーリングなどを含めた朝のトレーニングの一環として行っている。

現実的な効果:

ツイストシットアップは、主に腹直筋、内・外腹斜筋、腸腰筋を鍛える種目です。

平均的な体型の成人の場合、上半身と下半身の重量比率はおよそ「上半身7:下半身3」。そのため、このようなシットアップ系の種目は、支点となる足が固定されていないと物理的に行えません。(上体を起こそうとしても足が浮いてしまう)

そこでパートナーと足を組み合わせることで、相手の体重を利用しながら、お互いスムーズにシットアップを行うことができます。

バリエーション:

メディシンボールを使ったロシアンツイスト

トレーニングパートナー

基本的にトレーニングは1人で行うことが多いですが、今回のシーンのように器具の限られた場所でも工夫次第でトレーニングができること、お互いを鼓舞し合えることなど、パートナーとトレーニングを行うことにも様々なメリットがあります。

切磋琢磨。©︎1984 東宝東和

普段トレーニングがマンネリ気味の人は、たまには仲間と合トレを行ってみると良い刺激になるのではないでしょうか。

この記事のライター

physica編集部

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