
ストリートファイター6タイプ別フィジカル評論会 - physica
こんにちは、フィジカ編集部です。
大人気ゲーム『ストリートファイター6(SF6)』(カプコン)。みなさんプレイしてますか?
SF6のキャラクターたちは、個性豊かなファイティングスタイルだけでなく、そのフィジカル(肉体美)もプレイヤーの心を掴む魅力のひとつです。彼らの身体は単なる「強さ」の象徴ではなく、そのキャラクター性や戦闘哲学までも体現しています。
今回は、そんなSF6のキャラクターたちを「タイプ別」に分類しピックアップ、フィジカル面から徹底評論します!
あなたが憧れるのは、どのタイプ?
1. バランスタイプ:機能美と実用性のハイブリッド
バランスタイプは、スピード、パワー、柔軟性、持久力の全てをバランス良く兼ね備えた身体が特徴です。このタイプのキャラは、どの角度から見ても無駄のない美しいシルエットが目を引きます。
リュウ

リュウのフィジカルは、まさに武道家の理想形。厚みのある胸板、背中、バランスの取れた腹筋と安定感のある足腰が特徴で、どこを取っても完璧なシルエット。全身が実戦的な筋肉で構成されています。SF6は時系列ではシリーズ最新の時代設定らしいので、リュウの年齢も少なくとも30代後半以上のはずですが、それでこの体はカッコよすぎます。
ケン

ケンはリュウと似た体系ですが、リュウと比べてフットワークのモーションや主要な技の発生の速さが目立つためか、「俊敏さ」をイメージさせるフィジカル。加えてリュウよりも動作の大きな(移動距離の長い)技が揃っていることからも、ロングコートを纏ったoutfitですら、その下にある筋肉の躍動を想像させてやみません。まさに荒々しい「炎」を彷彿とさせるフィジカルです。
ルーク

ルークと言えば、やはり「前腕」。全体的にバランスの取れた体型ですが、前腕だけはポパイのように極太で、そこから繰り出されるパンチの破壊力も想像に難くありません。前腕のバルクに関しては、ある程度遺伝的要因に左右されますので、ルークのこのアイデンティティは天性の素質なのでしょう。ある意味、恵まれたフィジカルの持ち主です。
《総評》
バランスタイプは、どの角度から見ても「黄金比的な美しさ」を持っています。筋肉の大きさだけでなく、シンメトリー(左右対称性)や柔軟性と強さのバランスがポイントです。
2. パワータイプ:圧倒的な質量と破壊力の象徴
このタイプの特徴は、なんといってもバルク(筋肉量)とパワー感。圧倒的な筋肉の厚みと重量感が相手にプレッシャーを与えます。
ザンギエフ

ザンギエフは「赤きサイクロン」の異名通り、触れたもの全てを捻じ伏せんばかりの圧倒的なフィジカルを持ったパワーキャラクター。このゲームの中でも特に現実離れしたバルクの持ち主で、全ての筋肉がとにかくデカい。正面に映る機会は多くないものの、彼の背中の広がりは圧巻です。しかしながら、これはただの「大きさ」ではなく、「どんな攻撃も受け止める耐久性」と「投げ技のために最適化」された肉体である点が重要です。
エドモンド本田

エドモンド本田も見るからにパワータイプの「力人(ちからびと)」です。ザンギエフのフィジカルが巨大な逆三角形ならエドモンド本田のそれは巨大な三角形。重心の低さが相撲取りならではの安定感、重量感、力強さを見事に表しています。浴衣は似合う!でもオシャレな洋服を着こなすのは難しそう!
マリーザ

マリーザは、身長203cm体重122kgと女性としては規格外のフィジカルの持ち主です。筋肉のサイズを見ても男性ホルモン(テストステロン)の分泌量がハンパじゃないことが伺えます。そんな彼女の格闘スタイル「パンクラチオン」は古代ギリシアの総合格闘技。打撃技、固め技、絞め技、関節技などのあらゆるテクニックを駆使するために満遍なく発達した筋肉は、彼女のシンプルな戦闘力の高さを物語っています。
《総評》
パワータイプの魅力は、単なる筋肉量ではなく「筋肉がどのように戦闘で機能するか」という点。特に首周りの太さや腰の厚みは、耐久力と衝撃吸収能力を示しています。
3. スピードタイプ:俊敏さと切れ味のフィジカル
このタイプは、筋肉の「量」よりも「質」を重視します。細身でありながら、爆発的な瞬発力と反応速度を誇るキャラクターたちです。
ジュリ

ジュリは、とてつもない機動力を持ったテコンドー使い。細身でありながら、腹筋と脚線美が際立ちます。Outfit2(ライダースーツ)では特にハムストリングス(太もも裏)とふくらはぎの発達が目立ち、跳躍力とキックの破壊力を支えています。彼女のフィジカルは、「スピード=武器」であることをありありと証明しています。
キャミィ

キャミィの体型は、まさに「アスリートの極み」。無駄な脂肪が一切ない引き締まった体で、特に腹筋と大腿四頭筋の定義がハッキリしています。肩周りと背中の筋肉の発達具合も見逃せません。これはパンチ力だけでなく、全身の連動性を高めるための重要なポイントです。
キンバリー

キンバリーは身長168cmとそこまで長身ではないものの、ハイウェストで脚の長さが際立っており、健康的でありながらセクシーな体型の持ち主。武神流忍術の使い手でもある彼女のフィジカルは、「身軽さ」と「柔軟性」を兼ね備えており、フィジカルが動きのキレに直結している好例と言えるでしょう。
《総評》
スピードタイプの魅力は、「動きの効率性」と「敏捷性」にあります。筋肉のカット(筋の定義)が細かく、特に腱や靭帯の強さが強調されることで、スピードと耐久性の両立が可能になります。
4. ユニークタイプ:異質な身体表現の妙
一見すると「普通」とは異なる体型でも、独自の強さを持つキャラクターたちです。彼らのフィジカルは、見た目以上に「戦闘特化型」であり、個性が際立つタイプです。
ダルシム

ダルシムの体型は異色中の異色。細長い四肢と極端にしなやかな筋肉が特徴です。彼のフィジカルは、柔軟性と関節可動域の広さに最適化されています。筋肉の「大きさ」ではなく、関節操作能力と身体のコントロール力が武器です。日本でヨガが流行る以前に間違ったヨガのイメージを広めた張本人でもあります。
A.K.I.(アキ)

A.K.I. もかなりの異色ファイターです。ダルシムまではいきませんが、非常に柔軟なその体から不気味さにも似た妖艶な動きを見せてくれます。しかしながら、173cmの長身とすらっとした長い手足は、そのファイティンスタイルさえ無視すればとても魅力的で、SF6キャラの中でも屈指のモデル体型と言えるでしょう。
エド

エドは比較的コンパクトな体格ながら、実際のリーチ以上に腕が伸びているような演出も相まって、爆発的なパンチ力としなやかさが際立つフィジカル。全体的な見た目としては洗練されたボクサー体型で、美しく割れたシックスパックも特徴的。一方で彼の筋肉は、瞬間的な力を出すための構造であり、まさに「バネのような肉体」の持ち主です。
《総評》
ユニークタイプは、「見た目」と「実際の機能性」のギャップが魅力。筋肉の大きさでは測れない「柔軟性」「可動域」「特殊な動きの対応力」に注目すると、新しいフィジカルの美学が見えてくるかも。
キャラクターのフィジカルは“哲学”である

SF6のキャラクターたちのフィジカルは、単なる筋肉の誇示ではありません。それぞれが戦闘スタイル、バックグラウンド、性格を反映した「生きたデザイン」となっています。
今回はバランスタイプ・パワータイプ・スピードタイプ・ユニークタイプに分けて見てきましたが、あなたが目指すフィジカルはどんなタイプでしょうか?
SF6にはこの他にも魅力的なキャラクターがまだまだいます!ゲームを楽しんで、ついでにゲームのキャラクター分析からリアルなトレーニングモチベーションを見つけるのも良いかもしれませんよ!

この記事のライター

physica編集部
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