
無酸素?有酸素?バトルロープトレーニングの効果とは - physica
こんにちは、フィジカ編集部です。
最近、国内のジムでもよく見かけるようになった「バトルロープ」。これを波打たせるように動かすバトルロープトレーニングは、見た目以上にハードで実用的な効果があると注目されています。
今回は、バトルロープトレーニングの具体的な効果と、どんな人におすすめなのかを徹底解説します。

バトルロープトレーニングとは?

バトルロープは、直径3.5~5cm、長さ9~15m程度のトレーニング用のロープ。ポリエステル製のものが多く、重さは7kg〜15kg程度。
このロープの片端を持ち、波状に動かす「ウェーブ」を基本に、様々な方向にロープを動かして全身を鍛えるのが、バトルロープトレーニングです。
ファンクショナルトレーニング(身体機能を向上させるトレーニング)の一種として、アスリートから一般のトレーニーまで幅広く活用されています。
基本エクササイズ
ダブルウェーブ

- 両足を肩幅に開いて立ち、腰を落として重心を低く構える。左右のロープを同時に上下に振る。
- 手首や肘ではなく肩から動かし、ロープを大きく波打たせるのがポイント。
20秒×5セット、インターバル10秒
オルタネイトウェーブ

- 両足を肩幅に開いて立ち、腰を落として重心を低く構える。左右のロープを上下別々に振る。
- 手首や肘ではなく肩から動かし、ロープを大きく波打たせるのがポイント。
20秒×5セット、インターバル10秒
主なトレーニング効果

① 心肺機能の強化
全力でロープを振り続けることで、心拍数は一気に上昇。有酸素運動と無酸素運動の両方の要素を兼ね備えているため、効率よく持久力を高められます。
② 体幹の強化
ロープを振る際は、体幹を安定させなければバランスが崩れてしまいます。自然と腹筋や背筋など、コアの筋肉が活性化します。
③ 全身の筋力アップ
体幹の他にも、腕・肩・胸・お尻・脚などにも連鎖的に負荷がかかるため、インナーマッスル含めた全身の筋肉を一度に鍛えられます。
④ 脂肪燃焼効果
全身の筋肉を使うため、短時間でも多くのカロリーを消費します。さらにインターバル形式で行う「HIIT(高強度インターバルトレーニング)」との相性が良く、結果として高い脂肪燃焼効果が期待できます。
注意点とポイント
・初めのうちはフォームが崩れやすいので、鏡や動画で確認するのがおすすめです。特に左右の腕の振り幅やロープの波の高さが均等になっているかをチェックしましょう。
・手首に負担がかかります。手首の弱い人は、リストサポーターなどで対策しましょう。
・滑りにくい靴としっかり固定されたロープを使用し、周囲の人やモノに注意してトレーニングを行いましょう。
バトルロープは、見た目のインパクト通り「ハード」だけど「楽しい」トレーニング。
短時間で効率よく脂肪を燃やしたい人、全身の引き締めや筋力アップを目指す人、体幹を鍛えたい人は、ジムでこのロープを見かけたらぜひ一度チャレンジしてみてください!
この記事のライター

physica編集部
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