
カロリー制限だけで人は痩せる。しかし—— - physica
こんにちは、フィジカ編集部です。
「痩せたいなら摂取カロリーを減らせばいい」
——これは、疑いようのない事実です。
体重を減らすためには「摂取カロリー < 消費カロリー」の状態、いわゆるカロリー赤字(カロリーディフィシット)を作ることが必要不可欠。
実際、どんなダイエット法であれ、この法則からは逃れられません。
しかし——
カロリー制限「だけ」で痩せ続けるのは非常にリスキー。

カロリーを減らすだけのダイエットには、以下のような落とし穴があります。
1. 筋肉も一緒に減ってしまう
カロリーを制限すると、体は足りないエネルギーを脂肪からだけでなく、筋肉からも補おうとします。
筋肉量が落ちると基礎代謝(何もしなくても消費されるカロリー)が下がり、結果的に「痩せにくい体」ができあがります。
つまり、最初は体重が減っても、徐々に燃費のいい“省エネ体”になってしまうのです。
2. ホルモンバランスが崩れる
過度なカロリー制限を続けると、レプチン(満腹ホルモン)やグレリン(空腹ホルモン)などのバランスが乱れます。
その結果、食欲が暴走したり、精神的にも不安定になることも。
特に女性は、生理不順や骨密度の低下といった深刻な問題を引き起こすリスクもあります。
3. リバウンドの危険性
一時的に痩せたとしても、筋肉が減り、代謝が下がった状態で元の食事に戻せば——
簡単にリバウンドします。
リバウンドを繰り返すことで、「痩せにくく、太りやすい体質」に近づいてしまうのです。こうなるとまさに“負のスパイラル”です。
じゃあどうすればいい?
答えはシンプルです。
「カロリー制限」+「筋トレ」+「タンパク質」

筋トレで筋肉を維持・強化、高タンパクな食事で代謝を支えるえ、適度に脂質をカットした無理のないカロリーコントロールで継続性を確保。
これが、健康的に・リバウンドせず・美しく痩せるための鉄則です。
痩せるだけじゃ、足りない。

カロリー制限だけでも、短期的には痩せることができます。
でも、それは「減った体重」ではあっても、「引き締まった身体」や「健康な状態」ではないかもしれません。
痩せたいと思ったとき、「体重を減らすこと」だけに目を向けるのではなく——
「どんな身体で、どんな自分で、日々を過ごしたいか?」を一緒に考えてみてください。
あなたが目指す“本当の変化”は、カロリーの数字の向こう側にあるはずです!
この記事のライター

physica編集部
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