
アクティブレストのすすめ|休息を変えるとパフォーマンスが上がる! - physica
こんにちは、フィジカ編集部です。
運動で疲労を感じたときやトレーニングがオフの日など、皆さんはどのように休息を取っていますか?
ただ体を動かさずに休む「完全休養」も大切ですが、場合によってはより有効な回復手段となるのが「アクティブレスト(積極的休養)」です。
軽い運動を取り入れることで、回復を促進しながら次のパフォーマンスを向上させる方法として、多くのアスリートやトレーニング愛好者に支持されています。
今回は、そんなアクティブレストの効果と取り入れ方について解説したいと思います。
アクティブレストとは

アクティブレストとは、運動後の疲労回復の一環として、完全な休息を取るのではなく、軽い身体活動を行う休息方法です。
例えば
「激しいトレーニングの翌日、一日中寝て過ごすのではなく、敢えてウォーキングやストレッチなどの軽度な運動を行う」
「サッカーの練習がオフの日に、軽いキャッチボールで体を動かす」
などがそれにあたります。
この方法は、疲労を和らげながら体を動かし続けることで、効率的にリカバリーができる点が大きな特徴です。
【アクティブレストと完全休養の違い】
アクティブレスト | 完全休養 |
軽い運動を行う | 何もしない(安静に過ごす) |
血流を促進し、疲労物質を除去する | 体力の消耗を完全に防ぐ |
筋肉の回復を早める | 筋肉の自然回復を待つ |
心と体をリフレッシュする | 心身を静かに休ませる |
どちらが適切かは、その時の体調や目的によりますが、積極的に動き続けたい場合にはアクティブレストが効果的です。
アクティブレストのメリット

1. 疲労物質の除去を促進
運動後に体内に溜まる乳酸などの疲労物質を、軽い運動で血流を促進することで効率よく除去します。これにより、筋肉の張りやだるさが軽減されます。
2. 筋肉の回復を早める
適度な運動は、筋肉に新鮮な酸素と栄養を供給し、修復を助けます。これにより、筋肉痛の緩和や回復がスムーズになります。
3. 柔軟性と可動域の維持
完全休養だけでは筋肉が硬くなりやすいですが、アクティブレストは体を動かしながら柔軟性や関節の可動域を保つのに役立ちます。
4. ストレス解消とリフレッシュ
軽い運動は精神的なリラックス効果もあり、ストレスの軽減や気分転換にも効果的です。
5. 運動習慣の継続
完全休養だと運動のリズムが崩れることがありますが、アクティブレストなら軽い運動を通じて習慣を保ちやすくなります。
アクティブレストに適した活動
アクティブレストは、負担が少なく心拍数が上がりすぎない活動が最適です。以下のような活動が適しています。
1. ウォーキング
• 最も手軽なアクティブレスト。公園や自然の中を歩けば、心もリフレッシュできます。
2. ストレッチ
• 筋肉をゆっくり伸ばすことで緊張をほぐし、リラックス効果も得られます。
3. ヨガ
• ゆったりとした動きと呼吸法を取り入れるヨガは、筋肉の回復と精神的な安定に最適です。
4. 軽いサイクリング
• 平坦な道をゆっくりと漕ぐことで、下半身の血流を促進できます。
5. 水中歩行
• 水の中で体を動かすと関節への負担が少なく、全身のリカバリーに効果的です。
6. 普段行わないスポーツ
• 主にアスリート向けのアクティブレスト。普段行わない動きを取り入れることで、心身のリフレッシュにもなります。
アクティブレストを取り入れる際のポイント

1. 適度な運動強度
アクティブレストでは、運動強度を軽めに設定することが重要です。目安は「動きながら会話ができる程度の軽い運動」です。
2. 運動時間を短く
15~30分程度の活動でも十分な効果が得られます。長時間行う必要はありません。
3. 自分の体調に合わせる
体の疲労度に応じて無理なく活動を選びましょう。特に強い筋肉痛やケガがある場合は、安静が優先されます。
4. 心身のリラックスを重視
楽しく気持ちよく行える運動を選ぶことで、リカバリー効果がさらに高まります。
アクティブレストは、完全休養に代わるリカバリー法として多くのメリットがあります。
疲労回復を早め、筋肉の柔軟性を保ちながら、精神的にもリフレッシュできる方法です。
トレーニング後や忙しい日々の中で、ぜひアクティブレストも取り入れてみてください。効率的な休息が、あなたの体と心をより健康的に保ってくれるはずです!
この記事のライター

physica編集部
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