
あの頃、夢見た未来の健康!昭和を彩った懐かしのフィットネス器具たち - physica
こんにちは、フィジカ編集長です。
4月29日は昭和の日。以前、ファミリートレーナー(ファミコン版)という昭和のゲームをご紹介しましたが、昭和ネタなら私。というか他に記事を書ける人間がいません。
さて、昭和といえば日本は高度経済成長期を迎え、健康や体力づくりへの関心が一気に高まった"高度フィットネス成長期"でもありました。
しかし、今では当たり前のフィットネスクラブやトレーニングマシンも、当時はまだ一部の人々のためのもの。そんな時代に、家庭で手軽に使えるフィットネス器具が続々と登場し、健康ブームを牽引していったのです。
今回は、そんな昭和の時代に人々の間で話題になった、ちょっと(かなり)懐かしいフィットネス器具たちを振り返ってみたいと思います。
昭和に流行した代表的なフィットネス器具たち
ブルワーカー

1960年代に登場した「ブルワーカー」は、金属製の筒にスプリングが内蔵された器具で、押したり引いたりすることで筋力トレーニングができるものでした。
特に男性向けの雑誌広告で「貧弱な少年がブルワーカーでムキムキに変身!」といったストーリーが展開され、(私を含め)多くの若者の心を掴みました。
ちなみに現在でも改良版が販売されており、根強い人気を誇っています。
ぶら下がり健康器

1978年に発売された「サンパワー」を皮切りに、ぶら下がり健康器は一大ブームとなりました。
1日1分ぶら下がるだけで、肩こりや腰痛の改善、姿勢矯正に効果があるとされ、多くの家庭に導入されました。
しかし、継続が難しく、次第に洋服掛けとして使われるようになったというエピソードも有名です。
スタイリー

「スタイリー、スタイリー♪」というキャッチーなCMソングで知られるスタイリーは、1970年代に登場した腹筋運動用の健康器具です。
ベンチ型の構造で、背中を伸ばしたり腹筋を鍛えたりすることができました。テレビショッピングの先駆けとしても話題となり、多くの家庭に普及しました。
エアロバイク

ジムでもよく見かけるエアロバイクは、日本では昭和40年代に登場しました。
当時は高価な器具であり、主にダイエットや健康維持を目的とする女性層に人気がありました。現在では、家庭用モデルもよりコンパクトで高機能なものが登場していますね。
ルームランナー(初期型)

アイキャッチ画像の正解は「ルームランナー」。
1970年代に登場した初期型のルームランナーは、現在のようなベルト式(トレッドミル)ではなく足踏みマシン。踏むとカタカタと音が鳴り、歩数を計測するシンプルな構造でした。
雨の日でも室内でランニングができるとあって、健康志向の高まりとともに注目を集めました。
昭和のフィットネス器具に思うこと
昭和時代のフィットネス器具は、シンプルながらも「健康になりたい」「体を鍛えたい」という人々の熱意が詰まっていました。
現代のトレーニング機器と比べると性能こそシンプルですが、日常生活に運動を取り入れるために生まれたという点では共通しています。昭和のフィットネス器具を振り返ることで、健康づくりの原点を見つめ直すきっかけになるかもしれませんね。
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