
バルクアップにもダイエットにも!超重要項目「PFCバランス」 - physica
こんにちは、フィジカ編集部です。
「PFCバランス」という言葉を聞いたことはありますか?
3大栄養素といわれる たんぱく質(P)・脂質(F)・炭水化物(C)の摂取バランスのことで、特にボディメイクにおいてはカロリー摂取と並ぶ最重要項目のことです。
このバランスがしっかりできていれば、デカくなるのも痩せるのも思いのまま!
逆になかなか筋肉がつかないとか痩せられないという人は、このバランスが意識できていないことがほとんどです。
PFCバランスの最適解は、個人のライフスタイル、体格、活動量によって異なりますが、今回は「目的別」の一般的なガイドラインをご紹介したいと思います。
一般的なPFCバランス
まずはじめに、健康的な体を保つために推奨される一般的なPFCバランスはこちら。おおよそ「2:3:5」と覚えましょう。
たんぱく質(P):15~20%
脂質(F):20~30%
炭水化物(C):50~60%
※これらの割合は、1日の総摂取カロリーを基準にして計算します。
目的別のPFCバランス
ここから目的によってバランスが変わります。
① 筋肉を増やしたい場合
たんぱく質:25~30%
脂質:20~25%
炭水化物:45~55%
② 体脂肪を減らしたい場合
たんぱく質:30~40%
脂質:20~30%
炭水化物:30~40%
③ 持久系スポーツや長時間の活動をする場合
たんぱく質:15~20%
脂質:20~25%
炭水化物:55~65%
実際の摂取量の計算方法
では、実際にはPFCを何gずつ摂るこになるのか、具体的な計算をしていきましょう。
① それぞれの1gあたりのカロリーは以下の通りです。
たんぱく質:1g = 4kcal
脂質:1g = 9kcal
炭水化物:1g = 4kcal
② これを踏まえて、以下の式で計算します。
例)1日の摂取カロリーが2000kcal、「筋肉を増やすこと」を目的として、PFCバランスを30%(P)、20%(F)、50%(C)とした場合
• たんぱく質:2000 × 0.3 ÷ 4 = 150g
• 脂質:2000 × 0.2 ÷ 9 = 約45g
• 炭水化物:2000 × 0.5 ÷ 4 = 250g
それぞれの必要摂取量が出ました。
ちなみに、筋肉を増やす場合、とにかくたんぱく質を多く摂るのがセオリーと思われがちですが、脂質や炭水化物がこのバランスで摂れていないと効率が落ちます。
以上はあくまで一般的なガイドラインです。適切なPFCバランスは個人のライフスタイル、体格、活動量によって異なります。最近は写真をとるだけで食品のカロリーがわかるアプリなどもありますので、そういったツールも活用しながらPFCバランスを意識した食生活を送ってください!
この記事のライター

physica編集部
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