伝説のフィットネスゲーム「ファミリートレーナー(ファミコン版)」の思い出〜体を動かして遊んだ昭和の名作〜 - physica

こんにちは、フィジカ編集部(編集長)です。

私の幼少時代、1980年代から1990年代にかけて一世を風靡した任天堂ファミリーコンピュータ(通称ファミコン)。その周辺機器として登場した『ファミリートレーナー』は、ゲームに体を動かす楽しさを加えた画期的なアイテムでした。懐かしい思い出がよみがえるこの名作について、振り返ってみたいと思います。

ファミリートレーナーとは?

ファミリートレーナーは、1986年にバンダイ(現・バンダイナムコエンターテインメント)から発売されたファミコン専用の周辺機器で、床に敷く大きなマット型のコントローラーが特徴でした。プレイヤーは、このマットの上でジャンプしたり、走ったり、踏んだりすることでゲームを操作します。いわば、現在のフィットネスゲームの元祖ともいえる存在です。

この「遊びながら体を動かす」というコンセプトは、当時としては非常に斬新で、ファミリートレーナーは多くの家庭で大ヒットしました。

思い出に残るファミリートレーナーのソフトたち

ファミリートレーナーには複数のゲームソフトがあり、どれも個性的で楽しめるものでした。その中でも個人的に思い出深いタイトルをご紹介します。

1. ファミリートレーナー 突撃!風雲たけし城

©︎株式会社バンダイナムコエンターテインメント

かつてTBSで放送されていたテレビ番組『痛快なりゆき番組 風雲!たけし城』をテーマにしたソフト。風雲!たけし城は、最近で言う『SASUKE』のような一般参加型のアクションバラエティで、当時幼かった私が毎週楽しみにしていた番組の一つでした。このゲームをしたいがために、両親にせがんでファミリートレーナーを買ってもらったという思い出のソフトです。苦労して進んだ先に失敗ルートがある、立体迷路のような「悪魔の館」ステージが地味にキツかったです。

2. ファミリートレーナー ランニングスタジアム

©︎株式会社バンダイナムコエンターテインメント

短距離走やハードル走を模した種目が楽しめるスポーツ系ソフト。マットのボタンを連打するように踏む必要があり、全力で走る感覚が味わえました。が、途中で両手でマットを叩いた方が速いと気づいてからは、全く走らなくなってしまった記憶があります。

3. ファミリートレーナー アスレチックワールド

©︎株式会社バンダイナムコエンターテインメント

ファミリートレーナーに同梱されていたローンチタイトル。迫り来るイノシシを避けながら走ったり、丸太の上を片足ジャンプで進んだりしてステージクリアを目指します。全てのステージをクリアすると、そのタイムに応じて、瞬発力や持久力などが採点される体力測定的なゲームでした。

現代のフィットネスゲームとの比較

現在では、Nintendo Switchの『リングフィットアドベンチャー』や『Wii Fit』など、フィットネスをテーマにしたゲームがデバイスと共に進化を遂げています。しかし、その原点ともいえるのがファミリートレーナーだったのです。グラフィックやシステムはシンプルですが、文字通り全力で遊ぶ楽しさは今でも色あせません。

昭和の名作、ファミリートレーナーに感謝を込めて

ファミリートレーナーは、ただゲームをするだけでなく、体を動かし、汗をかきながら遊ぶ楽しさを提供してくれた名作です。当時、夢中になってマットの上を走り回った記憶は、今でも遊んだ人の心に残っていることでしょう。

ちなみに、ファミリートレーナーの新作はNintendo Switchで発売されています。こちらはマット型のコントローラーではありませんが、自宅でフィットネスを楽しみたい方は、ぜひ令和版のファミリートレーナーで遊んでみてはいかがでしょうか。

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physica編集部

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