【クイズ】人体の骨に関する問題 - physica

人間の体には、成人で約206本の骨があります。赤ちゃんの時は約300本ほどありますが、成長するにつれていくつかの骨がくっついていき、最終的に200本前後になります。骨は体を支えるだけでなく、内臓を守ったり、筋肉の動きを助けたりと重要な働きをしています。

大腿骨は太ももの骨で、人間の体で最も長くて強い骨です。体重を支える役割があるため、非常に頑丈にできています。上腕骨は腕の骨、脛骨はスネの骨です。

骨を作るうえで欠かせないのがカルシウムです。特に成長期の子どもや高齢者は、カルシウムを意識的にとることが大切です。乳製品（牛乳・チーズなど）、小魚、大豆製品などに多く含まれています。ビタミンB12は神経機能の維持や造血作用、炭水化物はエネルギー源になりますが、骨の材料ではありません。

骨髄は骨の中心部にあり、ここで赤血球や白血球、血小板などの血液成分がつくられます。まさに“血の工場”ともいえる重要な場所です。骨膜は骨の表面にある膜で、神経や血管が通っています。骨端は骨の両端部分のことです。

背骨は椎骨という小さな骨がいくつも積み重なってできています。首のあたりから腰まで続き、体を支えるだけでなく、背中を曲げたりひねったりする動きにも関わります。肋骨は胸まわりの骨、アブミ骨は耳の奥にある人体最小の骨です。