草しか食べないカンガルーがマッチョな理由 - physica

筋肉をつけるには高タンパクな食事が必要です。吸収率も考えるなら肉や卵、乳製品などの動物性タンパクの摂取が効率的。それが私たちの常識です。

しかし自然界を見ると、草しか食べないのに驚くほど筋肉質な動物がいます。

その代表例がカンガルーです。

過去にSNSで話題になったマッチョなカンガルー“ロジャー君”

たくましい胸板と腕、そして強力な脚。なぜカンガルーは草食なのにこんなにもマッチョなのでしょうか?

カンガルーがマッチョな理由

草を食べるカンガルー

カンガルーは完全な草食動物で、主に草や葉、新芽など食べています。肉や魚などの動物性タンパク質は一切食べません。

それでも、あの筋肉質な体をしているのには明確な理由があります。

腸内細菌がアミノ酸を作る

まず、カンガルーの消化システムは、私たち人間とは異なります。

体内に植物を分解する腸内細菌が存在していて、この腸内細菌が草の繊維や窒素を分解しながら、エネルギー源となるブドウ糖や筋肉の材料となるタンパク質(アミノ酸)を生み出しています。

モテるための「生存戦略」

また、オスは縄張りやメスをめぐってボクシングのように戦うことでも知られています。そのため、オスはメスに比べて上半身の筋肉も非常に発達しています。

さらに、カンガルーの社会では、筋肉質なオスほどメスにモテるという研究結果もあります。彼らはわざと筋肉を見せつけるようなポーズをとることさえあるのです。

実は草食系マッチョは珍しくない

カンガルーだけではありません。自然界には草食系マッチョがたくさんいます。

例えば、馬や牛、ゴリラ(はアリも食べますが)などもそうです。

馬牛ゴリラ

彼らも基本的には植物中心の食事ですが、体内の微生物の分解物からエネルギーやアミノ酸を摂取することで強靭な筋肉を保っています。

こういった能力もすべては環境への適応からくるもの。改めて動物って面白いですね!

この記事のライター

physica編集部

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