筋肉で骨盤を整える!骨盤周りの拮抗筋(きっこうきん)ガイド【前傾/後傾】 - physica

骨盤は、体の中心に位置する重要なパーツです。上半身と下半身をつなぎ、姿勢や歩行、スポーツ動作など多くの動きに関わっています。

この骨盤の安定に大きく関係しているのが拮抗筋(きっこうきん)です。

拮抗筋
拮抗筋とは

例えば【上腕二頭筋(肘を曲げる)/上腕三頭筋(肘を伸ばす)】のように、同じ関節に対して互いに反対の働きをする筋肉同士の関係のことを指します。骨盤周りでも多くの筋肉が拮抗しながら働き、体のバランスを保っています。

骨盤前傾と後傾の拮抗筋

骨盤の代表的な拮抗関係が、前傾(骨盤が前に傾く) と後傾(骨盤が後ろに傾く)です。これらの動きは、骨盤の前後にある筋肉が引っ張り合うように働くことでコントロールされています。

骨盤前傾に関わる筋肉

骨盤前傾
・腸腰筋
・大腿四頭筋(大腿直筋)
・脊柱起立筋

これらの筋肉が働くと、骨盤は前傾します。また、硬くなると後傾がしにくくなります。

骨盤後傾に関わる筋肉

骨盤後傾
・腹直筋
・大殿筋
・ハムストリングス

これらの筋肉が働くと、骨盤は後傾します。また、硬くなると前傾しにくくなります。

骨盤の拮抗筋バランスが崩れると…

骨盤周りの筋肉バランスが崩れると、姿勢の問題や痛みにつながることがあります。

例えば

腸腰筋が強く、腹筋や臀筋が弱い
→ 骨盤前傾・反り腰・腰痛
大腿四頭筋が柔らかく、ハムストリングスが硬い
→ 骨盤後傾・猫背・神経痛

といったことが起こりやすくなります。このように、骨盤周りではどこか一つの筋肉だけが問題になるのではなく、全体の筋力や柔軟性のバランスが重要になります。

骨盤の拮抗筋バランスを整えるエクササイズ

骨盤周りのバランスを整えるには、拮抗筋を意識したエクササイズが有効です。具体的には

拮抗関係にある筋肉のうち
①硬い筋肉は柔軟性を高め
②弱い筋肉は筋力を鍛える

ことを意識して行います。筋肉の硬さや強さのバランスには個人差がありますが、概ね以下のようなエクササイズを取り入れると良いでしょう。

前傾が強い人

① 腸腰筋・大腿直筋・脊柱起立筋のストレッチ

② 腹直筋・大臀筋・ハムストリングスのトレーニング

後傾が強い人

① 腹直筋・大臀筋・ハムストリングのストレッチ

② 腸腰筋・大腿直筋・脊柱起立筋のトレーニング

大切なのは原因への対処

骨盤の安定を支えている拮抗筋のバランスは、特定の姿勢や作業、特定の筋肉ばかりを鍛えるトレーニングなどが原因になって崩れます。

これは整体などでも調整できますが、根本的な改善を目指すなら、やはり普段の姿勢に気をつけつつ、拮抗筋のバランスを取り戻すためのエクササイズを行うことが大切です。

この記事のライター

physica編集部

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